配合飼料の製造について
なぜ牛用飼料と鶏豚用飼料の分別管理を行うの?
牛用飼料専用工場は、動物性原料を使用している鶏・豚用飼料専用工場と工程を完全に分離し、牛用飼料だけを製造しています。平成13年に発生したBSE問題では、牛用飼料の生産に使われた動物性原料の混入が原因ではないかとされ、平成17年4月には牛用飼料と鶏・豚用飼料の製造工程の分別管理が国から義務付けられました。
当社ではそれに先駆けて、他の飼料会社よりも早い段階から分別管理を行い、より安全な飼料が提供できるようになりました。
品質管理
品質を見極め常に安全を追求
当社は飼料安全法※に基づき受入した原料、製造した飼料の品質検査を実施しています。
日々安定した飼料成分の製品を提供するため、最新鋭の分析機器を用い飼料の安全性の確保に努めます。
衛生管理<サルモネラ検査>
徹底した衛生管理を実施し、サルモネラに代表される様々な病原菌の侵入を防ぐ万全の体制を整えており、常に安全・安心な飼料供給に努めています。
薬剤管理<抗生物質・抗菌剤検査>
抗菌性飼料添加物を含む配合飼料を製造する上での工程管理、品質管理の検査体制を整え、チェックを行っています。
品質管理<品質検査>
原料受入から製品出荷まで水分・粗たん白質等栄養成分の検査を実施し品質の向上に努めています。
適正な製造体制
飼料等の適正製造規範(GMP)ガイドラインにもとづく適正製造
飼料等の適正製造規範(GMP)ガイドラインにもとづき安全な飼料を供給するために当社では全工場が飼料等の適正製造規範(GMP)ガイドライン適合確認を受け取得しています。
BSEガイドラインによる取り組み
牛用飼料専用工場と鶏・豚用飼料工場を完全に分離し、牛用飼料は牛用飼料専用車で配送することで、牛用飼料への動物由来たん白質の混入防止に取り組んでいます。
原料・製品の分析検査体制
工場の品質安全室では日常の管理分析検査を行い、品質管理に取り組んでいます。
品質管理に関する認証
当社では品質管理に関する認証を取得し安全・安心で高品質な飼料の維持に努めています。
今後も、生産者と消費者の皆様に信頼していただける飼料製造工程管理の強化を追求していきます。
統合GMPガイドライン適合確認事業場
平成27年6月に農林水産省が制定した「飼料等の適正製造規範(GMP)ガイドライン」にもとづき、独立行政法人農林水産消費安全技術センター(FAMIC)による審査を経て、統合GMP適合の認証を受けています。
認証後は、3年ごとの更新審査を受け、これ以外の年には中間確認審査を受け、GMPガイドラインへの適合状況を維持し飼料の安全の確保に努めています。
FSSC 22000
下記の表内の2工場では、食品安全マネジメントシステムに関する国際規格である「FSSC 22000」を認証取得しています。
認証取得後は、3年に1度更新審査を受け、これ以外の年にはサーベイランス審査を受け、認証の維持を行っています。
ISO9001:2015
下記の表内の事業所において国際標準化機構(ISO)で制定された品質マネジメントシステム規格である「ISO9001:2015」を認証取得しています。
認証取得後は、3年に1度更新審査を受け、これ以外の年にはサーベイランス審査を受け、認証の維持を行っています。
取得認証名および取得事業所一覧
取得認証名 | 北日本事業本部 | 東日本事業本部 | 西日本事業本部 | 北九州事業本部 |
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飼料等の適正製造規範 (GMP)ガイドライン |
八戸工場 石巻工場 |
鹿島工場 太田工場 新潟工場 知多工場 清水工場 |
倉敷工場 宇和島工場 |
福岡工場 長崎工場 熊本工場 大分工場 |
FSSC22000 | 太田工場 知多工場 (牛専用工場棟) |
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ISO9001:2015 | 事業本部 南東北支店 宮城営業所 山形営業所 庄内営業所 福島営業所 北東北支店 岩手営業所 青森営業所 秋田営業所 八戸工場 石巻工場 |
鹿島工場 太田工場 新潟工場 知多工場 清水工場 大間々肥料工場 |
事業本部 倉敷工場 宇和島工場 |
事業本部 福岡工場 長崎工場 熊本工場 大分工場 山口県域営業部 福岡県域営業部 長崎県域営業部 大分県域営業部 |
防疫管理
口蹄疫、豚流行性下痢(PED)、高病原性鳥インフルエンザ(HPAI)、豚熱(CSF)などの家畜伝染病蔓延防止のため、工場・車輌の防疫管理とドライバー・社員の衛生管理を含めた総合的な防疫管理を行っています。
入場車輌の消毒
構内立入時は専用長靴着用
入場者の手指消毒